元気のないブログ

いろいろあって元気のないゲイのブログ

2022年4月27日(水)

TRPのパレードで疲れた身体がようやく癒えてきて、足の筋肉痛もなくなってきて、自由に身動きが取れるようになったので嬉しい。コロナ禍で、「意外と外出しなくても平気だよね〜」なんて言っていたが、やっぱり家に篭もっていると鬱々としてきてしまうときもある。快晴でなくてもいいからとりあえず外出して、外気をひたすら浴びて、鬱々とした気持ちを無理やり晴らしたいときもある。

 

そんなこんなで昨日は、筋トレをしたり求人サイトを見たり散歩をしたり映画を見たりして過ごした。だいぶのんびりもしたが、やろうと思っていたことはやれているのでえらい、と思うことにした。そういえば年金事務所に連絡して、払いすぎていた年金保険料の還付についても尋ねたのだった。えらいえらい。あと駅前の本屋にも行ったのだった。えらいえらいえらい。

 

このところ、朝5時くらいには目覚めることが多いので、そこから7時頃までまったり読書をする習慣がついてきた。以前は、本を手にしたら、とにかく早く読み終わろうとして、ひたすら読書に時間を費やしていた。途中で集中力が途切れてスマホを見たりしてしまうのだが、それでもとにかく読書だけに時間を費やそうとしていた。そうして1日かけて50ページとかしか読めなかったりした。けれど、最近はそうじゃなくなってきた。毎日、ちょっとずつ読んでいっていいんだということを理解した。今日が終わってもおそらく明日は来るだろう、ということを、信じられるようになってきたのかもしれない。

 

未来が今より良くなるとは思えないし、これから苦労することや傷心することを予期するとうんざりしてしまうが、それでもいまはなぜか平穏に暮らしている。なぜか、平穏なのだ。ここで「もしかしてうつ病治った?!」って勘違いするのはうつ病初心者。たいてい、たまたま気分の波が安定している時期なだけで、すぐにまた波が打ち始めるもの。そうとは分かっていても、平穏な日々は貴重だし、味わえるだけ味わい尽くしたい。また本が読めなくなるときがくるかもしれないけれど、いまは、とりあえず今日の分だけ読んでおく。そうやって日々が積み重なっていけばいいなと思っている。のんき。

 

以前はこうは思えなかったのだ。尾形亀之助の「日一日とはなんであるのか」というタイトルの詩ではないけれど、あまり余裕のないときもあった。今日を明日にするエネルギーや欲望が足りない、と思っていたときもあった。でも、いま、なんとかなっている。いろんなものに助けられている。嬉しい。

 

ちな今日読んだのは、岸政彦編『東京の生活史』。内容が膨大なので、目次を見て気になったところから読んでいる。いろんなひとの人生を聞きたいなあ。