元気のないブログ

いろいろあって元気のないゲイのブログ

2021年8月29日(日)

守銭奴というか貧乏性というか、とにかくお金を上手に使うことが苦手。食べ物についてはまあまあお金を費やしてきたが、実家暮らしだったし、家具や服はほとんど買わないし、派手な遊びもしない。図書館で借りてきた本を読んで、月額500円のAmazon primeで映画やドラマを見てずっと過ごしていられた。この世はコスパの良い暇つぶしに溢れており、それが時々つまらなく思えた。

 

このコロナ禍で奇跡的に業種未経験で就職できて、それから半年が経った。実家を出たために月々の家賃や生活費の支払いが新たに発生し、また奨学金の返済もあるのでそんなに余裕があるわけではないのだが、それでもちょっとずつお金が貯まっていっている。コロナや政府の無策のせいで外で遊ぶこともできないので、なおさら貯まる。このご時世、収入が減ったり職を失ったりするひとも多い中で、恵まれていると思う。

 

働くのは楽しい。一日中ダラダラと本を読んで暮らしていた頃よりも楽しいかと言われれば正直ビミョーだけれど、ただ生活のために働くというのではない喜びが感じられているような気はしている。加えて、収入があるとお金を使いたくなる。何かにパーっとお金を使ってみたい。このつまらない日々に刺激を与えたい。

 

とはいえ、先述したように外で遊ぶのも難しいし、これといった趣味もない。やっぱり図書館で借りてきた本を読んで、月額500円のAmazon primeで映画やドラマを見て過ごしている。ずっと引きこもっているのもなんだなと思って、たまに散歩するとものすごいアドレナリンが出て気持ちいい。いやはや、なんてコスパの良い人生なんだろう!

 

前置きが長くなってしまったが、こんなぼくが最近めずらしくお金を使っている。何に使っているかといえば、家具だ。デスクや椅子、テレビ台、カラーボックス、ナイトテーブルなどを次々と購入。それでも安価なものを調べて買ったので、合計5万円も使っていないのだが、ぼくにとっては大きな買い物だった。

 

まだまだコロナ禍は続くだろうから、家で過ごす時間は増えるだろうし(そもそも引きこもり体質なので)、もしかしたら今後テレワークが導入される可能性もあるかなと思って(いやたぶんないけど)、快適な部屋を目指して家具をどんどん買ってみた。これまでは、ベッドと小さいローテーブルがあるだけで、独房みたいな部屋だとよく言われたものだったが、だいぶ充実してきている。

 

買い物をするのは楽しい。ポチるときのゾクゾクする感じがたまらない。買い物中毒になるひとの気持ちが分かったような気がした。買って満足して終わりではなく、家具が整った部屋をしっかり活用できるようにしたい。