元気のないブログ

いろいろあって元気のないゲイのブログ

2022年8月22日(月)

結局、どうしてもタリーズに行きたくて(クーポンを使いたくて)、隣駅にあるタリーズへ彼氏と朝から行ってきた。アイスコーヒーとシナモンドーナツみたいなのを頼んで席についた。朝だったので人も少なく、快適だった。コーヒーは苦味が少なくてスッキリ飲みやすかった。シナモンドーナツみたいなのも美味。

 

彼氏が「運」について特集してある何とかって雑誌を真剣に読んでいた。ぼくは北村紗衣さんの『批評の教室(ちくま新書)』を読もうと思って持ってきていたのだけれど、本を読むまでに時間がかかり(元気玉みたいに集中力を溜める時間が必要)、スマホをいじったり彼氏に「なんて書いてあるの?」「その雑誌、面白い?」などと質問したりしていた。

 

読書の邪魔をされたら、ぼくだったらきっとすぐにイライラしてしまうのだが、彼氏はそんな素振りも見せずに質問に答えてくれたり雑談に応じてくれたりした。こういうときに穏やかでいられるところは尊敬する。ステキだなあと思う。穏やかで細かいことは気にならない性格が、この社会で生きていくうえで役に立つ場面はきっと多いのだろうなあと思って、たまに羨ましくなることもある。なんて卑屈なぼく。

 

細かいことばかり気になってしまい、神経質で、打たれ弱いぼくはこれからどう生きていけばいいんだろう。最近はそういうことばかり考えている。桐野夏生の小説『OUT』の登場人物みたいに、いつか社会に追い詰められ、出口を求めて何か大変なことに手を染めてしまうのだろうか。そんなことを考えて、でもいくら考えたところで答えは出ないので、ただただつらくなる。それでも考えることはやめられない。なので、気晴らしに散歩をしたり音楽を聴いたり読書をしたりしている。そうやってなんとか生きている。

 

タリーズを出て、少し街をぶらついた。空はぼんやり曇っていて、日差しはなかったけれど空気が少し湿っぽく感じた。「暑いね」とぼくが言うと、彼氏は苦笑しながら「そんなことないよ」と言った。ふーん。へー。

 

彼氏と別れて、帰りにスーパーで豆腐と豚こま肉を買った。帰ったらすぐに筋トレをしようと思っていたが、疲れていたのでやめた。疲れていたっつっても、べつに激しい運動はしていないし、気疲れするようなところに行ったわけでもないのだが。うつ病になってからすぐに疲れるようになった。横になって、Youtubeを見て過ごして、それから麻婆豆腐を作って食べて、寝た。