元気のないブログ

いろいろあって元気のないゲイのブログ

2021年12月21日(火)

今年も残り10日ですってよ。へー。10日間でできることって何なんでしょうね。とりあえずぼくは映画をあと2〜3本見て、エッセイを1冊くらい読んで、漫画『違国日記』を読み返して、それで終わりかなあって思ってる。あとは、先週から描き始めたマンガをもう何本か描きたいなあ。

 

やりたいことがたくさんあって、そのわりには1日の大半をぐったり横になって無為に過ごしているんですけど(病気のせいだから仕方ないと思ってる)、年に何回か「自分は何がしたいんだっけ」と不安になって、やりたいことをバーっと紙に書き出して優先順位を付けて、スケジュールに組み込んでいくっていう作業をやる。いまもちょうどこの作業をやりながらブログ書いてる。

 

数日前に見たミュージカル映画「チック、チック、ブーン!」の影響かもしれない。ミュージカル「RENT」を生んだ作曲家が、30歳を目前にして、まだ何も成し遂げられていないことに焦り、作品制作に取り組む様子を描いた作品だった。アンドリュー・ガーフィルド主演。MJ・ロドリゲスも出てるよ!

 

eiga.com

 

「RENT」と同じく時代状況的にエイズパニックがあって、友人たちが次々と亡くなっていくなかで自分に何ができるのかと、さらに追い込まれる主人公。ACT UPのポスター「SILENCE = DEATH」が劇中にも出てくる。芸術の力を信じて、この世界を変えてやると意気込む姿は、鼻で笑われるものかもしれない(劇中でそのような描写もある)けれど、ぼくはめちゃくちゃかっこいいなと思った。

 

文學界』って雑誌の2022年1月号で、國分功一郎が書いていたこと。いまは自分の研究領域を決めて「それ以外の分野については担当じゃないんで分かりません」と、いかに批判を回避するかってことばかり気にしているひとが多いけれど、本来は、もっとこの世界や社会に対してより広く責任を持ってもいいんじゃね、みたいな。なんかうまく要約できないけれど、伝わるかな。

 

今年を振り返ると、ブログをたくさん書いたのと、デモにいくつか参加したのと、ZINEを作って頒布したことと、友達や彼氏や会社の同僚とたくさん議論したことが印象に強い。ぼくのやりたいことは、たぶんこのあたりなんだろうなあ。世界、変えたい。「何を甘いこと言っとんじゃ」と鼻で笑われそうだからなかなか口に出して言えないけれど、変えたいよ〜。ぜんぜん満足してないし、ぜんぜん居心地良くないし、ぜんぜん正しいと思えないから。

 

学習性無力感とうつ病でなかなか動かないこの身体を引き摺って、、、とりあえず洗濯物でも干そうかしら。だらだら世界を変える会みたいなのやりたい。