元気のないブログ

いろいろあって元気のないゲイのブログ

2021年11月17日(水)

友人がブログに日記を付け始めたっぽくて、「いえーい!」ってハイタッチしに行きたいけど遠方に住んでいるのでできない。その友人がTwitterで「俺は書いたぞ。お前らも書いてくれ」と、映画『シン・ゴジラ』の牧博士の遺言「私は好きにした。君らも好きにしろ」みたいなことを書いていたので、よっしゃーとノートパソコンを開いてみた。せっかくなのでBGMは『シン・ゴジラ』のサントラで。

 

テーレーレーーテーレーレーーテーレーレーーレー♪

 

 

 

 

さて昨日なんですが、久しぶりの友人と再会しました。その子の名前はウツ。ウツとはもうずっと昔から一緒にいた気がするんですけど、名前が付いたのは3年ほど前。それ以前は名前で呼ぶこともなかったし、周りの人たちも何も言わなかったから、ぼくも無視してた。それが3年ほど前、あるきっかけからウツが声を上げて大泣きし始めて、「あ、やっぱりいたんだ。この子誰? どうすればいい?」と、調べたり相談したりしていくうちに名前が付いた。

 

ごめんちょっと待って、調子に乗ってなんか変な語り口でうつ病について説明し始めちゃったけど、限界だわ。矢口蘭堂の親友・泉も「まずは君が落ち着け」ってペットボトルの水を差し出してきてる。サンキュー、ちょっと気を取り直してもっかい書いてみる。

 

朝起きて、「あれ、なんかおかしいぞ」と思った。身体が動かない、というより、まず意識が動かない。寝起きで意識がはっきりしない状態がずっと続いているような感じ。身体もずっしり重い。何もする気がおきない。こういう状態は8月ぶりだなあと思って、午前中はのんびり過ごそうと思った。実際、洗濯物を干したのと、ポトフを作っただけで午前中を終えた。

 

午後からは、ハローワークで失業保険の申請手続きをする必要があったので、予定をだいぶ押したけど、なんとか家を出た。以前にも失業保険をもらっていた時期があったんだけど、あの待合室みたいなところの沈鬱というかピリピリというか何とも言い難い雰囲気をまた味わってきました。1時間半ほど椅子に座って、ようやくぼくの名前が呼ばれて、手続きが始まった。しかし、失業保険は、連続で12ヶ月以上雇用保険に加入していないと基本的には給付がもらえないので、ぼくは給付対象にならないとのこと。

 

あーー、やっちまった。そうだった。なんで気づかなかったんだろう。言われてみればそうじゃん。あーあ。このとき、「あーあ」で終わればよかったのに、なぜか「なんかもう全部嫌だ。もう何もかも上手くいかない気がする」と思っちゃって、死ぬほど落ち込んだ。背中が青白く光って、全方向にビームを発射するゴジラの気持ちだった。シンクロ率100%。

 

そのあと久しぶりに会う友人とご飯を食べる予定があったんだけど、正直、いますぐ帰ってベッドに潜って泣き明かしたかった。たぶん涙は出ないけれど、泣き明かすポーズみたいなのを取っていたかった。でも実際に友人と会ってみると楽しかったし、良い気持ちになって帰宅した。

 

泣きたいのに、怒りたいのに、辛いのに、無常にも時間は過ぎていく。みんなが無表情のまま、ぞろぞろと改札を通っていく。ぼくのこの感情は、とりあえずコインロッカーに預けて、みんなと一緒に改札を通らなければいけない。コインロッカーがいっぱいだったら、そこらへんに捨て置くか、電車内に持ち込んで、感情が爆発しないようにギュッと身体を縮めてやり過ごさなければならない。そんなプレッシャーを感じながら生きている。しんどい!

 

サントラを聴いていたら、ひさびさに『シン・ゴジラ』を見たくなって、いま再生している。無人在来線爆弾のシーン、最高だよね。爆発する日常。そこら中に飛び散る感情。気持ちいい〜!

 

ということで、友人よ、ぼくも書いたぞ。